作り方
- 塩25gを水240mlに溶かす。粉に注ぎ、菜箸でそぼろ状になるまで混ぜる。手の付け根で10分捏ねる — 生地はベタついた粗い状態から滑らかで非常に固い状態に変わる。
- 生地をビニール袋に入れ、布で包んで素足で5分踏む。讃岐の伝統技法。手で延ばしてたたむ方法でも代用可。蓋をして1時間休ませる。
- 休ませた生地を厚さ5mmの板状に伸ばす。粉を厚めに振り、蛇腹に折り、幅5mmに切る。振り解す — 麺の断面は丸ではなく四角になるはず。
- 昆布といりこを水1.5Lに最低30分(できれば一晩)冷水抽出する。ゆっくり加熱し、沸騰直前で昆布を引き上げる。いりこをそのまま10分煮出してから漉す。これが讃岐だし。
- だしを醤油、みりん、塩で味付けする。味見 — スープは軽く澄んでいるが、いりこ由来の深い海の魚の底音がある状態に。醤油が一番先に立ってはいけない。
- うどんを大鍋の塩なしの湯で茹でる — 麺が動く余裕が必要。生麺なら11分、白く不透明になるまで。冷水でさっと洗ってでんぷんを落とし、だしで10秒温める。深い椀によそい、薬味を別添えで出す。
文化的背景
讃岐うどんはまさに「うどん」 — 四国の香川県は人口あたりのうどん店密度が世界一で、「讃岐」はこの地域の旧国名だ。決定的な特徴は「コシ」 — 高タンパク質の粉、塩水での加水、足踏み捏ね法から生まれる、しっかりとして弾力のある噛み応え。香川の典型的な朝食はかけうどん300円、立ち食いカウンターで次の釜が茹で上がるのを待ちながら立ったまま啜る。