作り方
- 骨を全て沸騰した湯で10分下茹でする。アクの浮いた湯を捨て、骨を流水できれいになるまでこすり洗いする。この工程こそ博多のスープが濁った灰色ではなく澄んだ白色になる理由だ。
- 高さのある寸胴に骨と背脂を戻し入れ、長ねぎ、にんにく、生姜、新しい水5Lを加える。激しい鍋鳴りの大沸騰に持っていく — 博多のスープは煮立てではなく激しく沸騰させ、コラーゲンを乳化させる必要がある。
- 最低8時間、できれば12時間激しく沸騰を保つ。湯を継ぎ足して量を維持する。スープは灰色から不透明な象牙白へと変わる。2時間ごとに重いお玉で骨を叩き割って骨髄を引き出す。
- スープを煮ている間にチャーシューを作る。巻いた豚バラを醤油、みりん、酒、水500mlで2時間煮込み、柔らかくなるまで煮る。煮汁の中で冷ます。これがそのままタレにもなる。
- スープを細かいザルで漉し、固形物を押して旨みを出す。スープ1Lにつきチャーシューの煮汁(タレ)大さじ3を加えて混ぜる。味見 — 深い豚の旨みと塩味、わずかな甘みの輪郭がある状態に。
- 麺を塩を入れない湯で袋の表示時間どおり茹でる — 博多式の細麺は通常90秒。ザルにあげてしっかり振り切る。各椀に350mlのスープを注ぎ、麺を沈め、スライスしたチャーシュー、半割りの煮卵、ねぎ、紅生姜、胡麻を盛る。3分以内に食べ切ること — 博多麺は伸びやすい。
文化的背景
豚骨は博多が東京の澄んだ醤油ラーメンに対して出した答え — 1940年代の福岡、那珂川沿いの屋台で生まれた。決定的な技法は持続する強沸騰だ。煮立て程度では澄んだスープしかできず、本沸騰で初めて脂とコラーゲンが乳化し、博多の客が求める白濁が生まれる。「バリカタ」(極硬麺)で注文し、半分食べたところで「替え玉」(麺のお代わり)を頼むのが地元流だ。